2023/05/17 14:57
バラココーヒーは、フィリピンで生産される特有で特別なコーヒーで、風味と香りは他のコーヒーとは異なります。この記事では、バラココーヒーの独特の味わいについて探求していきます。
バラココーヒーの名前の由来
バラコという言葉はタガログ語で「野生のイノシシ」を意味しており、その葉や実を食べることが好きな野生のブタ(バラコ)という言葉から名前を取ったとされています。
また、バラコには「筋肉質またはがっしりとした男性または大柄な男性」という意味があるため、コーヒーの強烈で大胆な風味と香りが「男らしさ」を思わせることから、その名前が付けられたとも言われています。
バラココーヒーの詳しい起源はこちらで解説しています。
バラココーヒーの味わい
バラココーヒーは、深煎りで苦みのあるコーヒーです。豊かで大胆な味わいがあり、やや甘くナッティーな風味と深いコクが特徴です。また、大地のような複雑な独特のスモーキーさやウッディーな香りがあります。酸味が低いので、酸味の少ないコーヒーを好む人におすすめです。
バラココーヒーに使われるリベリカ種の特徴を知ると、バラココーヒーの味わいについてより深く理解することができます。
バラココーヒーの評価
バラココーヒーは、世界で流通しているコーヒー豆のわずか1%しかない生産量で、希少価値が高いコーヒー豆です。リベリカ種という珍しい品種で、濃厚な苦みと香りが特徴で「幻のコーヒー」と言われることもあります。
国際的にも高く評価されており、例えば、スローフード運動によって絶滅の危機に瀕している遺産食品「ARK OF TASTE」の箱舟国際カタログに掲載されています。 Barako Coffee - Arca del Gusto - Slow Food Foundation (fondazioneslowfood.com)
また、フィリピン政府によってバラココーヒーをブランド化して世界に売り込む取り組みが始まっています。